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就活アワード2011

経営者インタビュー

株式会社 マクロミル<br>代表取締役会長兼社長 杉本哲哉
プロフィール

氏名
杉本哲哉 Tetsuya Sugimoto

出身地
神奈川県

私の好きな食べ物
カツカレーです。なぜかと聞かれても、本当に好きだから(笑)。お酒は飲み助とまではいきませんけど、ビールと焼酎が好みですね。昔みたいに何軒もハシゴして朝までということはないですが、社員と飲みに行くことも多いです。最近は、部門単位の飲み会に呼ばれることが増えました。「ゲストとして」なんてお呼びがかかりますけど、要はお財布ですよね(笑)。

私の好きなもの
クルマです。クルマが大好きなんですよ。少し前まで、週末の休みになるとディーラーを回って、試乗ばかりしてた。国産の小型車から、外車まで。あまりに行くから、「あ、また試乗に来た」って相手にしてもらえなくなったくらい(笑)。学生時代は明治通りの千登世橋に座って、1日中、クルマを眺めてたことも。首都高が見えるオフィスだったら、仕事が手につかないでしょうね(笑)。

事業内容についてお聞かせください。

マクロミルは、インターネットを用いたマーケティングリサーチを実施しています。「新商品・サービスを開発したい。」「既存商品の売上が伸びない。」といったクライアントが抱えるマーケティング上の課題を解決する為に、全国約90万人の消費者モニタ(マクロミルモニタ)へリサーチを実施。集めた消費者の声を分析し、次の施策に繋がるデータを提供しています。

現在扱っている調査は、約4,000社の企業様から年間約1万5,000プロジェクト。クライアントは、食品・飲料メーカー、日用品・化粧品メーカー、通信関連業界をはじめとする各種事業会社、その他広告代理店やコンサルティングファーム、官公庁等多岐にわたっており、多種多様な業界の企業様からご相談をいただいています。

その他にも、購買スキャンデータ販売・分析サービス、顧客管理システムを提供するCRM事業といった「IT×マーケティング」をコンセプトにした事業を展開しています。

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経営にまつわる苦労談をお聞かせください。

創業後まもなく、ITバブルが崩壊し、予定していた資金調達ができなくなりました。進めてしまっている何千万円ものシステム開発費用の支払いをどうするのか、焦りましたよ。それを救ってくれたのが、開発を請け負ってくれていたシステム会社の役員です。彼は、創業メンバーである福羽(現・副社長)のリクルート勤務時代の同期でした。彼の口利きのおかげで、出資を条件に出世払いでシステム構築を完成させてもらうことができました。

また、起業当初はネットユーザーが少なかったですし、ネットリサーチ会社など一般的ではなかったので、最初は苦労しましたね。月に数件しか仕事がなくて、全社会議でも一件ずつ進捗確認をしている有様(笑)。営業していてもお客様からの反応はいまひとつで、電話も鳴らない…。給料が払えるか危ぶまれた時期もありました。しかしネットユーザーが急増したおかげで、波に乗ることができたのです。全自動でアンケートを集めるシステムを半年で完成させ、営業に力を入れたことも奏功し、設立二年目から業績は右肩上がりで拡大してきました。

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働く環境、社風を教えてください。

社員の平均年齢が約29歳と若い社員が多く、活気に溢れています。企業理念に「自らの可能性に挑戦できる場所をつくる」と掲げている通り、年齢や経験等に関わらず、チャレンジを推奨する風土を大切にしており、若くして会社の経営を担うポジションで活躍している人間もいます。

コミュニケーションも活発で、現場同士は勿論、
現場と経営層とのコミュニケーションも活発であることが特徴だと言えます。私も、社員と積極的にコミュニケーションを取る為に、飲み会やランチ会を定期的に実施しています。遊びにも全力で、全社集会での出し物のクオリティは、どの会社にも負けない自信があります(笑)

また、青臭く聞こえるかもしれませんが、一人ひとりが「夢」を持っている。社員一人ひとりが夢を持ち、日々前向きに、成長に貪欲に生きている。この社風はとても気に入っています。

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会社のビジョン、ミッションについてお聞かせ下さい。

私たちは、10年目を迎えてもなお、自らをベンチャー企業だと位置づけて、 次の3つの経営指標にこだわってゆきたいと考えます。

・ Growth rate (成長率)
・ Profit rate (利益率)
・ Scalability (事業の将来規模)

たくさんの歴史や名声のある大企業と違い、私たちはまだ歴史をスタートしたばかり。 経営者はもちろん、社員一人ひとりに至るまで、 「寄らば大樹の陰」といったカルチャーに包まれているステージではありません。「現状維持」は「後退」に等しい。常に変化をし続けることで、真の安定を得ることができる、と私たちは考えます。

□ ありえないサービスとシステムの提供
(固定観念に捉われない、逆転の発想による新規事業の創出を──)
□ 他社がまったく追いつけない人材の育成
(付け焼き刃ではない知性と、並々ならぬ胆力を──)
□ 美しいとさえ表現できる収益体質の構築
(後世に残る企業にするための体力づくりを──)

私たちは、ネットリサーチという分野において、“老舗”として持続的成長に必要なノウハウを地道に蓄積してきた自負があります。マクロミルは、今後も人間の創造性を豊かにするITを駆使することで、調査領域のみならず、また、日本のみならず、マーケティング領域全体にイノベーションを拡げてゆき、世界に類を見ないITマーケティング企業を目指します。

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就活生へのアドバイスをお願いします。

「本当は何がやりたいのか」を落ち着いて考えてほしいですね。三度の飯より熱中できることは何か。それに近いことができて、将来有望な仕事とは何か。それを調べることこそが企業研究だと思うのです。「自分が好きなことは何なのか」を突き詰める作業こそ、学生時代にすべきことだと私は思っています。

アルバイトに精を出す人がいますが、どうせ会社に入ったら嫌というほど働くわけですから、背伸びして中途半端に働くことはない。それより、「学びに生きる」ことが社会に許されている学生時代に徹底的に社会のすねをかじって、自己分析した方がいいですよ。何故なら、私自身がそうして良かったと思うからです。大学の頃は、アルバイトを殆どせず、出版サークルに熱中して、朝まで激論を交わしたり、難しい講義に挑戦して玉砕したりしていた(笑)。そんな学生時代しかできない経験から、「自分は何が好きなのか」「やりたい仕事は何か」が明確になったと考えています。私の担当している大学のゼミの学生を見ても、学生の特権を活かして、好きなことを追求している人の方が就活でうまくいっている。これから取り組んでも遅くないと思いますよ。


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ぜひ一度ご覧ください。
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プロフィール

1986年
中高はバスケと映画にのめり込む。漠然と、将来は映画監督になりたいと考え、映画監督の出身者が多い早稲田大学(社会科学部)に進学を決意。

1991年
ジャーナリスト志向だった私。就職活動時に言われた、「君は取材する側の人になりたいか?事業を起こして取材される側の人になるという選択肢もある」という言葉が転機に。

1992年~2000年
「世の中の常識を変えるような、意義ある事業をつくりたい」と考え、リクルートへ就職。入社後、就職情報誌営業部⇒財務部⇒新規事業開発室を担当。

2000年
仕事でリサーチ会社をよく活用していたが、ネットの仕組みを用いれば新しい形のリサーチ事業を生み出せる。人生は一度きりだと決意し、リクルートの仲間とマクロミル設立。

2005年~2009年
設立から5年目で東証一部上場を果たす。その後、一旦経営の一線から退いたが、「再ベンチャー宣言」を実行するために09年7月代表取締役会長兼社長に復帰。

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